温度応答性ミセルを用いる水中有機反応

環境保全・浄化 複合化学 プロセス・化学工学
7:エネルギーをみんなに そしてクリーンに
キーワード

理工学部 / 物質生命理工学科

鈴木 教之 教授

概要

有機反応は一般に有機溶媒中で行われる。溶媒として水を用いる反応は環境への負荷が少ないため望ましいが、制約も多い。我々は、温度によって親水-疎水性が不連続に切り替わるポリマーへ触媒分子をつなげることにより、水中で容易に、かつ高選択的に有機反応を行える系を開発している

温度応答性ミセルを用いる水中有機反応

応用例

加温した水中で有機反応を行った後、冷却すると有機層を比較的容易に分離できる。

関連特許・論文等

Palladium-catalyzed Mizoroki-Heck reactions in water using thermoresponsive polymer micelles
Noriyuki Suzuki*, Taiga Takabe, Yoshiko Yamauchi, Shun Koyama, Rina Koike, Masahiro Rikukawa, Wei-Ting Liao, Wen-Sheng Peng, Fu-Yu Tsai*
Tetrahedron. 2019, 75, 1351-1358.
DOI: 10.1016/j.tet.2019.01.047

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