IoTと機械学習を応用した人間行動の収集・分析・可視化 – 未踏少子高齢化社会のための優しい技術を目指して

情報・通信 ライフサイエンス 医療・医用 装置・デバイス
キーワード
矢入 郁子

理工学部 / 情報理工学科

矢入 郁子 教授

概要

 矢入研究室では、IoTと機械学習を応用した人間行動の収集・分析・可視化の研究を行っています。そして,視覚障害者、車いす利用者、子供、高齢者などを対象としたシステムやアプリケーションのデザイン、開発および評価に関する豊富な経験を持っています。その経験をもとに、

  • システムやアプリケーションのご提案・ユーザビリティ評価実験に伴うワークショップの企画・開催
  • 対象ユーザのライフログなど開発用データの収集
  • プロトタイプの実装
  • バリアフリー/ユニバーサルデザインの観点からの、既存技術や機器の新しいサービス応用のご提案

などをお受けすることが可能です。どうぞお気軽にご相談下さい。

視覚障害者と晴眼者が参加するアイデアソンの開催(インクルーシブデザインワークショップ)
加速度センサによる車いす走行センシングデータからの機械学習による歩道バリアの可視化

応用例

例えば「サービスを設計する際に、子供・高齢者・視覚障害者などの情報弱者への対応をどうすべきかよくわからない」、「作成したサービスが高齢者や視覚障害者にとって使いやすいのかどうか調べてほしい」、「車いすユーザが段差を乗り越える際の振動センサのデータを集めて欲しい」、「特別なニーズを持つ多様なユーザを対象としたワークショップを開催したい」、「こんな技術や機器があるけれど、バリアフリー/ユニバーサルデザインの観点から新しい使いみちはないか」、などといったご相談にお答えできると思います。

今後の発展性

視覚障害者・車いす利用者などの交通弱者のモバイルライフログデータの収集と分析など人工知能の研究も行っています。また高齢者のリハビリ支援を目的とした活動量データ収集や、ネットワーク作りを目的としたワークショップ開催などにも研究を重ねております。

共同研究・外部機関との連携への期待

もうすぐ日本が迎える人類未踏の少子高齢社会を見据え、社会に役立つ研究を目指しております。面白い人々、面白い技術に出会えることが私たちの喜びです。矢入研究室のノウハウがお役に立てれば幸いです。矢入は前職、国立研究開発法人情報通信研究機構での産学官連携の経験が豊富で商品化の実績もあります。

関連特許・論文等

●主要論文・参考事項

http://www.yairilab.net

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