2023.07.18
素材の開発において、その素材が持つ特性が重要な要件であることは明白です。しかし、その素材をそのままで使うことは希であり、通常は他の素材(物質)と接触させて用いることになります。その時、素材が固体である場合は特に、固体表面の特性が素材間の相互作用を決定づけることになります。多くの場合、素材そのものが持つ特性とは別の特性が表面には必要となり、その為に多くの表面処理技術が実際に用いられています。プラズマ化学は、この固体表面処理技術の一つであり、他の湿式処理に比べて乾式処理であることから環境負荷が低く、固体の極最表面のみを処理することが可能なことからバルクの特性を損なうことがないなど、多くの利点を有しています。
固体表面の特性は、製品開発・製造において非常に重要な役割を担っています。大気圧グロープラズマの乾式、且つ極最表面処理技術は環境負荷低減、製造コスト低減と相まって大きな進展が期待されています。
各種プラズマ反応装置、X線光電子分光器、可視紫外分光器、赤外分光器、原子間力顕微鏡、表面形状測定器、ゼータ電位計、GC-MS(Gas Chromatograph Mass Spectometer)、微小硬度計
大気圧グロープラズマは、これまで製造コストの増加からプラズマの利用を躊躇われていた多くの処理において、コスト増を抑えての処理が可能となる技術です。これまでも多くの企業との共同研究を行っておりますので、いつでもご相談下さい。研究室Web Site(http://www.mls.sophia.ac.jp/~tanaka/)