2023.07.19
私たちは、1999年よりマイクロ波や他の電磁波をエネルギー源として、化学合成、材料、バイオ、環境、エネルギーに適用すべく、マイクロ波サイエンス(造語)の基礎・応用研究を進めてきた。これらマイクロ波サイエンスを深く実践するには、マイクロ波装置の革新も必要であり、このような事情から新しいマイクロ波照射装置を試作した。本実験で使っている電子レンジはこれらのコア技術を利用した「インテリジェント電子レンジ」である。この電子レンジを使えば、加熱温度や加熱場所の制御を精密に行え、その操作は視覚的に行える。また、電子レンジ内部には食品の形状、色、温度分布を観察するために各カメラが設置されており、これらの制御も扉のタブレットで観察できる。さらに、電子レンジで温める食品情報や温めた後の様々な情報は、無線LANを通してサーバーからダウンロードまたはアップロードできるため、個食の特徴を解析するための蓄積データとして利用できる。
(1) お弁当などの温めたい部分だけを選択的に加熱できる
(2) アイスクリームや冷凍食品を適正温度で加熱できる
(3) マイクロ波発生装置を超小型にできるため電子レンジ以外の加熱用途にも使える
(4) 既存のマイクロ波発振器とは異なり振動に強いため、配達用のバイクなどにも設置できる。
電子レンジ、加熱調理機、化学反応装置、乾燥装置
現在、非常に製品に近いレベルまで技術は到達している。
制御用ソフトをより高度なものにする必要がある。また、画像認識などの精度も上げる必要がある。これらを協力していただける方
S. Horikoshi, Selective Heating of Food using a Semiconductor Phase Control Microwave Cooking Oven, IMPI’S 49th Microwave power symposium, San Diego, California, USA, (2015)
堀越 智, 食品の選択加熱が可能な半導体発振器搭載電子レンジの開発, 日本電磁波エネルギー応用学会2015年シンポジウム,(2015)
最近掲載された研究シーズ
大規模継続家族調査による家族形成期の困難に関する実証的解明
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2024.02.15
炭鉱・鉱山から照射する東アジア型資本主義研究と日韓台ネットワーク
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2024.02.15
プラットフォーム労働に関する研究
今井 順
2023.08.28
良心概念の系譜学的研究
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2023.07.22
高精度・高機能センシング技術の開発
山中 高夫
2023.07.22
機械学習に基づくビジネスアナリティクス・ビッグデータのスモールデータ化のための統計的手法・統計的手法に基づく品質管理
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2023.07.22
IoTと機械学習を応用した人間行動の収集・分析・可視化 – 未踏少子高齢化社会のための優しい技術を目指して
矢入 郁子
2023.07.22
最短経路検索の高速化
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2023.07.22
生態学および感染症の数理モデル
平田 均
2023.07.22
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萬代 雅希
2023.07.22