多核金属錯体を用いた物質変換反応の開発

低炭素・エネルギー マテリアル・リサイクル 基礎・理論
キーワード
三澤 智世

理工学部 / 物質生命理工学科

三澤 智世 准教授

概要

自然界および生体内では、複数の金属がつながった多核構造を持つ種々の金属錯体(部位)が、その構造や電子状態を巧みに変えながら物質変換を効率的・選択的に行っています。「多核」構造とは、一分子内に二つ以上に金属中心を有する構造を指します。これらの反応理解と金属錯体上での新たな反応の開発を目指し、新規多核錯体の創製と物質変換反応について研究を展開しています。

応用例

  • 均一系における水の酸化反応触媒
  • 均一系における二酸化炭素の変換触媒

今後の発展性

ルテニウム多核錯体の創製と錯体を用いた分子変換反応の反応過程の解析により、金属錯体の関わる自然界・生体内における様々な反応を理解することを目指しています。それによって天然を模倣した人工的分子変換システムの構築へとつなげます。

研究設備

単結晶X線構造解析装置、電気化学測定装置、電子共鳴スペクトル、核磁気共鳴スペクトル、赤外吸収スペクトル、可視紫外吸収スペクトル、ガスクロマトグラフィー

共同研究・外部機関との連携への期待

均一系における分子変換反応システム構築の提案。水などの酸化反応や二酸化炭素の還元反応などに着眼しています。

関連特許・論文等

T. Suzuki, Y. Suzuki, R. Miyamoto, T. Kawamoto, S. Nanbu, H. Nagao, InorgChem552016, 6830.
T. Suzuki, Y. Suzuki, R. Miyamoto, T. Kawamoto, S. Nanbu, H. Nagao, InorgChem552016, 6830.
T. Suzuki, K. Matsuya, T. Kawamoto, H. Nagao, EurJInorgChem., 2014, 722 – Cluster Issue: Water oxidation chemistry。

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