人工葉による水素製造

材料工学
7:エネルギーをみんなに そしてクリーンに
キーワード
陸川 政弘

理工学部 / 物質生命理工学科

陸川 政弘 教授

概要

次世代科学技術の中で、エネルギー問題は最重要課題の一つと考えられる。しかし、一つの切り口からすべて解決することは不可能であるので、多様なクリーンエネルギーの研究が不可欠である。クリーンエネルギーの中で、太陽光の利用は最も将来性の高い方法ではあり、太陽光発電、太陽熱利用などが考えられている。しかし、環境面では申し分ない方法ではあるが、日照時間と発電規模の問題が生じるため、何らかの方法で蓄電を考える必要がある。二次電池による蓄電は簡便ではあるが、エネルギー効率とコスト面に問題がある。そこで考えられるのが、光化学変換である。光によりエネルギーが高い化学物質に変換し、これを発電の燃料とすれば、高効率のエネルギーシステムを提供することができる。本研究では、個々人の研究的強みを活かし、無機半導体と有機半導体を組み合わせて、水の光分解を可能にする基板(人工葉)を構築することを目的とする。

人工葉の概念図

応用例

水素製造

今後の発展性

水素製造と燃料電池発電による循環型エネルギーシステムの構築

研究設備

原子間力顕微鏡
ソーラーシミュレータ

共同研究・外部機関との連携への期待

学術研究特別推進費

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