交通環境の情報を利用した自動車のパワートレインの運転方式の最適化

情報・通信 低炭素・エネルギー
キーワード

理工学部 / 機能創造理工学科

曹 文静 准教授

概要

近年省燃費のため、HEVでも、内燃機関だけで駆動する車でも、多様な走行状態においてエンジンを停止すること、またはモータ/オルタネータでエネルギーを回生するができるようになった。制御を単純化するために、現状では自車の操作状況(アクセルやブレーキ操作など)でエンジンを停止するかを決めている。しかし、このような方法では、場合によってエンジンを停止して節約した燃料よりも再始動にかかる燃料の量が多くて、燃費が悪くなることがある。
そこで、周りの交通状況をセンサー、または情報通信などの方法で取得し、交通状況を考慮した上でパワートレインの運転モードを切り替えることを考えた。
例えば事前に信号が赤くなることが分かったら、早めにエンジンを停止し、惰性走行することでエネルギー消費を削減できる。
また、赤信号がすぐ青になることが分かれば、不要なエンジン停止を防止することができて、エネルギーが節約できる。

適用シーンの例:信号の切り替え情報を利用した早めのエンジン停止

共同研究・外部機関との連携への期待

共同研究
実走行時の運転シーンの例の提供など

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