ソフトウェアの分析設計向きダイアグラムの再利用

情報・通信
キーワード

理工学部 / 情報理工学科

川端 亮 准教授

概要

 ソフトウェア開発において、分析や設計において作成される仕様書記述に用いられるダイアグラム(アクティビティ図、ユースケース図、Petri net、STD(State Transition Diagram)、IDEF0(Integration DEFinition0)、DFD(Data flow Diagram)を蓄積・再利用することで、類似システム開発時の生産性を高めることができる。このためにダイアグラムをコンピュータで利用可能な形式で記述する方法や、蓄積したダイアグラムの検索、このダイアグラムの再利用による分析・設計プロセスの研究を行っている。

応用例

  • 同じ種類のダイアグラムを構造(ノードとアークのつながり関係)から検索することができます。
  • 異なる種類のダイアグラムからも検索することできます。

今後の発展性

  • 検索の対象となるダイアグラムの種類を増やしていきます。
  • 格文法表現やオントロジ存在論を導入することにより、構造だけでなく、意味の観点から検索できることも目指します。

研究設備

高性能演算サーバ

共同研究・外部機関との連携への期待

情報システム開発事例への本手法の適用と検証。

関連特許・論文等

Ryo Kawabata, Tadashi Yagame, Kiyoshi Itoh, “The Integrated Environment for Specifying and Reusing Identical and Different types of Systems Diagrams” SDPS Journal, Volume 14, No.3, September 2010.

シェアする