2023.07.21
光のオン・オフをデジタル信号の1・0に割り当てる従来の強度変調方式では伝送速度に限界があるため、近年の光ファイバ通信システムでは、情報に合わせて光の位相を変化させる変調方式が取り入れられています。たとえば最新の100Gb/s伝送装置では、QPSK(quadrature phase shift keying)方式が採用されています。IT技術の発展やユーザの帯域要望はとどまるところを知らず、それに伴い通信システムのさらなる高速化が求められていて、さらに高度な変調方式の研究が活発にされています。
当研究室では、光信号処理回路や変調器の工夫、高周波回路や制御回路と光デバイスの組み合わせを工夫し新しい送信機や受信機の構成方法を創出することにより、超高速の通信が可能となる方法を研究しています。また、超高速通信に必要な光集積回路技術を通信以外の分野に展開する研究も進めています。
光通信で開発された高度な信号伝送や光信号処理技術をその他の分野(計測法やセンサー等)へ展開することも可能
光伝送シミュレーター、光送受信実験系、広帯域ネットワークアナライザ
大容量光伝送シミュレーションおよび実験、高性能光送信機・受信機の検証実験など(研究機関向け)
光通信技術のコンサルテーション(一般企業向け)
光学や通信の基礎に関する講演・プレゼンテーション(一般社会人、中高生向け)