学習履歴データの収集、分析、フィードバック

科学教育・教育工学
キーワード

理工学部 / 情報理工学科

田村 恭久 教授

概要

教育の情報化に伴い、生徒や学生がタブレットPCやノートPCを用いて授業を行うことが多くなっています。これらの機器を単に教科書や教材の提示道具として使うだけでなく、学習の状況(教科書を読む、クイズを解く、考える、集中を欠くなど)を把握する道具とし、またそれを用いて生徒・学生・教員に自動的にフィードバックを行うのが学習履歴分析 (Learning Analytics) と呼ばれる分野です。どのようなデータを収集し、分析すると、教育の質向上や効率化にどのように寄与するか、現在盛んに研究が行われています。

授業中のスライド閲覧ページの推移

応用例

生徒や学生の個別指導支援、進捗や理解度の把握支援

今後の発展性

現在は研究の黎明期で、今後様々な種類のデータ分析の研究が発展すると予想します。またそれらの研究知見が次々と教育現場に適用されていきます。

研究設備

学習者貸与用タブレットPC 80台、データ収集/分析サーバ2台。

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