クリーンエネルギー技術の革新、及び普及・移転

経済・金融・経営 サスティナビリティー
キーワード
鈴木 政史

地球環境学研究科 / 地球環境学専攻

鈴木 政史 教授

概要

 日本企業が再生可能エネルギーやエネルギー効率改善などのクリーンエネルギー技術をアジアでどのように普及することができるかという課題は日本の成長戦略の中で重要な位置を占めます。一方、その普及において技術の提供を受ける側に様々な障害が存在するのも事実です。

 本研究は、クリーンエネルギーの技術ごとの開発・移転における障害を検討します(下図参照)。障害といっても個々の技術の発展段階、それぞれの国の事情、サプライチェーンにおける位置づけなどによって大きく異なります。

 普及に向けて2国間、多国間の政策の導入が望まれるだけでなく、ビジネスベースでの民間企業のより積極的な対応が望まれます。

応用例

日本企業の環境技術の海外展開に向けた戦略立案

今後の発展性

大型のクリーンエネルギー技術だけでなく、途上国の遠隔地域で生活の質の向上につながるような環境・エネルギー技術の普及の可能性の検討。

研究設備

海外・国内研究者を中心とした豊富な研究ネットワーク

共同研究・外部機関との連携への期待

企業と共同で特定の技術の普及に向けたケーススタディーができればと考えています。

関連特許・論文等

Suzuki, M. (2013) Addressing key issues in technology innovation and transfer of clean energy technologies: A focus on enhancing the enabling environment in the developing countries, Environmental Economics and Policy Studies: 59.

シェアする