2023.06.30
日本企業が再生可能エネルギーやエネルギー効率改善などのクリーンエネルギー技術をアジアでどのように普及することができるかという課題は日本の成長戦略の中で重要な位置を占めます。一方、その普及において技術の提供を受ける側に様々な障害が存在するのも事実です。
本研究は、クリーンエネルギーの技術ごとの開発・移転における障害を検討します(下図参照)。障害といっても個々の技術の発展段階、それぞれの国の事情、サプライチェーンにおける位置づけなどによって大きく異なります。
普及に向けて2国間、多国間の政策の導入が望まれるだけでなく、ビジネスベースでの民間企業のより積極的な対応が望まれます。
日本企業の環境技術の海外展開に向けた戦略立案
大型のクリーンエネルギー技術だけでなく、途上国の遠隔地域で生活の質の向上につながるような環境・エネルギー技術の普及の可能性の検討。
海外・国内研究者を中心とした豊富な研究ネットワーク
企業と共同で特定の技術の普及に向けたケーススタディーができればと考えています。
Suzuki, M. (2013) Addressing key issues in technology innovation and transfer of clean energy technologies: A focus on enhancing the enabling environment in the developing countries, Environmental Economics and Policy Studies: 59.
最近掲載された研究シーズ
大規模継続家族調査による家族形成期の困難に関する実証的解明
田渕 六郎
2024.02.15
炭鉱・鉱山から照射する東アジア型資本主義研究と日韓台ネットワーク
中澤 秀雄
2024.02.15
プラットフォーム労働に関する研究
今井 順
2023.08.28
良心概念の系譜学的研究
梅田 孝太
2023.07.22
高精度・高機能センシング技術の開発
山中 高夫
2023.07.22
機械学習に基づくビジネスアナリティクス・ビッグデータのスモールデータ化のための統計的手法・統計的手法に基づく品質管理
山下 遥
2023.07.22
IoTと機械学習を応用した人間行動の収集・分析・可視化 – 未踏少子高齢化社会のための優しい技術を目指して
矢入 郁子
2023.07.22
最短経路検索の高速化
宮本 裕一郎
2023.07.22
生態学および感染症の数理モデル
平田 均
2023.07.22
ネットワークコンピューティング技術
萬代 雅希
2023.07.22